■講座内容
技法の本質は制作手順にあります。
14~15世紀の西洋絵画の模写制作を通して、金地テンペラ板絵(金箔装飾+卵黄テンペラ)の古典技法を体系的に学んでいきます。
チェンニーノ・チェンニーニ『絵画術の書』(1400年頃)に基づき、近年の科学的調査も参考にしつつ、ジョットやフラ・アンジェリコたちの技術について探究する手段を身につけましょう。
材料(特に顔料)に関しては、化学の観点から使用法や視覚効果を考察します。
講座は受講者ごとに進んでもらいますので、いつからでも参加可能です。
【金地テンペラ板絵の制作手順】
・下地作り①(板に膠引き、石膏地塗り)
・下地作り②(石膏削り)
・下絵の転写、ボーロ塗り
・金箔置き
・金箔装飾(刻印、グラフィート)
・彩色(卵黄テンペラ)
■講座概要
曜日:第2・4週の木曜あるいは金曜
※カレンダーにてご確認ください。
時間:14:00~16:30、18:00~20:30
受講料(税込):入会金¥10,000(税込み・入会時のみ)
月1回7,000円、月2回目以降は1回ごとに5,000円
申込み方法:お申し込みはこちらから
備考:材料は実費
授業時間内(夜8時まで)は見学可能(見学予約は不要です)
■講師 今村友宣 プロフィール
1974年 静岡県生まれ
1997年 明治大学理工学部工業化学科卒業
2002~2003年 イタリア(フィレンツェ)で14~17世紀の絵画技法を研究
油彩画を高橋亮馬氏に、テンペラ画を石原靖夫氏に学ぶ